髪の毛を染めたい20代喪女子の言い訳

 

こんにちは。

20代中盤、社会人生活にも徐々に慣れてきたこの頃ですが、初めての職を辞めて新しい職で生活を繋ぐ喪女です。

 この記事には直接的に患部を表現する言葉が多くなっています。グロとまではいかないですが覚えておいてくださいね。

 

 

今回はタイトルにもありますが、夏を絡めて髪の毛を染めたいという方面の愚痴になります。

梅雨が明けましていよいよ夏本番の頃、脆弱肌と生きているわたしにとっては試練の季節がやってきたとひっそり覚悟を決めていたころの話です。日光にも日焼けにも、日焼け止めにも、汗にも、全てに注意しながら生きていかないと肌がすぐにダメになる地獄の時期、それが夏です。

何もせずじっとしているだけで背中や脇腹が痒くなり、掻けば悪化すると分かっていても無意識に掻き毟って化膿させる分野で言えばわたしはプロです。書いていてどんどん生きる気力がそがれているので本題に入りましょう。つらつらと愚痴を書き連ねますがよろしくお願いいたします。

 

 

先日ポケモンGOが日本でも遊べるようになりました。わたしも初代世代ですので、どうせならこれを機に、と以前から考えておりましたウォーキングを始めることにしました。といっても4キロ程度の、本当に散歩程度になりますが。夕方の6時くらいからてくてくと歩いております。

それと、これまで使用していたとある市販のシャンプーがリニューアルになり、その新しい方のシャンプーを使用し始めました。

 

それぞれが関係しているのかは分かりませんが、夏本番の少し前、七月ごろでしょうか?異常にフケが出始めました。同時に痒みもです。ただ、汗ばむ季節になれば頭皮が蒸れて滅茶苦茶痒くなるというのはよくあったので痒みは特に問題視しておりませんでした。

元々体質的にフケが出やすいという訳もなかったので、初めは気付きもしませんでしたね。痒いな、汗かな、やだなあ~と考えつつ、ある日、掻き毟った指先に白いもの。

フケでした。リアルにひえっと声が出ました。現在の職も接客に属するものなので、こいつはヤバいと顔面蒼白だったと思います。原因が何なのか分からなかったのですが、フケが出ていると気付いてから慌てて頭皮を確認してもらいました。

すると、皮膚が真っ赤になり、一部では掻き破ってしまって、かさぶたに。それを含めた周りの皮膚がぼろぼろになった結果、フケが大量に出ているような状態でした。

一言で表すなら惨状です。もちろん病院へ行きました。いつもの先生に頭皮を見てもらって、いつものように「これはやめなさい」「これに気を付けなさい」とアドバイスをいただきました。

 

予想通り汗に何らかの原因が加わって湿疹となっていました。これに関しては薬で治療しながら「汗をかかないようにする」という解決法しかない、だそうです。

夏本番です。何もしなくても汗ばむような時期です。そもそも日光にも日焼け止めにも弱く、帽子や長袖でカバーしながら生きているわたしに、汗をかくなというわけです。無理ゲーすぎませんか。無理でもやらなきゃいけないんですけど。やらないと困るのはわたし自身ですからやりますけど。頭皮まで弱いって何なんでしょうね?この世界は頭皮にも厳しい。

今年もクーラーに氷枕に汗を拭いて少しでも風を通して、と。沢山対処をして、少しでも汗をかかないように、かつ日光にも当たらないように気を付けて気を付けて過ごした夏になりました。毎年のことですけれど本当に地獄のような季節です。早く冬が来いとだけ考えていたような気がします。

 

さて、わたしは髪の毛が割と多いタイプの女です。さらに一本一本が太く、固く、遠目で見てももっさりとしているのが分かります。もうパッと見で重い。暑そう。

その上今年の夏であったように、汗やただの市販のシャンプーにさえ地肌がまける程度の脆弱さです。普通に虫刺されもあります。掻き毟って膿やら汁やらが出たり、血が出たり、今回のようにフケというのは少ないですが夏であれば割とよく頭皮が問題だらけになります。凄いしんどいです正直。

半泣きで薬を塗って、とりあえず肌弱先輩の助言に従って肌にやさしい薬用シャンプーを教えてもらい、今はそれで大分マシになりました。少しでも手入れをサボると即回復してきて痒みに悩まされますが。

 

ここまで書き連ねればお分かりかと思いますが、当たり前のように髪を染めることなんで出来るわけがないんですよね。

 

髪染めの薬剤はめちゃくちゃ刺激のつよいものが多いです。肌にやさしい!と謳っているものも結局は同じで、パッチテストの段階で見事に弾かれました。夢を見させてもくれない残酷さに痺れます。身内にもそこそこ肌の弱いものがおりますが、彼の場合生え際から顔に向かって湿疹がぶつぶつぶつぶつっとできてしまうらしく、毎回かゆみと戦いながら白髪を染めているそうです。彼でそのレベルですので、わたしの場合は恐らく顔面は全て湿疹で埋まるのではないでしょうかね。試したこともなければ試すつもりもないのですけれど。

 

 まあそんな感じで、髪染めに関しては基本的に思春期からこっち諦め続けてきたんですが。大学社会人と進み周りも普通にカラーリングする方が増えてきて、あっこりゃマズイなと思う訳です。もっさり重くて太くて癖の強い黒髪。こいつはやばい。

 

髪型に気を付けて、と前の記事でも書いたと思いますが、それはすっぴんがどうこう以前にそういう髪質と染めて見た目的に軽くできない事情があるためです。少しでも軽く見えるように、「オタクらしさ」みたいなものを感じさせないように。流行りだとかも気になりますが、何よりも汗をかきにくく軽く清潔さを保てるもの。ショートカットか梳いた上での一つ結びが多くなってしまいがちになります。

 

そんでまあ、色々な人にこう言われることも増えますね。

「若いんだから染めてみたら?」「髪の色重くない?」

好意です。その方がいいんじゃない?というニュアンスが多分に含まれていて、わたしのためになるよと、そう言ってくれる好意です。分かっています。ひとつひとつ断りながらありがてぇ…ありがてぇ…とは思います。でもこの内の何人かは、私が肌の弱い人間であることを知っているので。その上でそう言われるってことは、結局こっちが主張しない限り伝わらないものだってだけですよね。ということで今書いてます。

ぶっちゃけわりとグサグサ傷ついてます。肌も心も繊細(笑)なので許してください。

 

「できない」ので「やらない」。

それだけなんですけど、どうにもそこに思い至らない人は多いので、そういうものだと思って生きていくしかないんでしょうね。

肌が弱いってことはどういうことかって感じでちょっとでも、ミリでも考えてくれたら肌弱い芸人冥利に尽きます。

 

髪の毛染めてみたい人生でした。

 

 

化粧ができない20代喪女子の言い訳

 

20代中盤、社会人生活にも徐々に慣れてきたこの頃ですが、初めての職を辞めて新しい職で生活を繋ぐ喪女です。

 

化粧についてのアレコレを近頃ツイッターなどのSNSで拝見し、記事を読み、色々感じたことがありまして、この場をお借りして自分の考えをまとめてみようかと思いたちました。化粧品の種類ガーとか、女オタクがオフ会とか、そういった話題です。タイトルからも分かりますかね。

お察しの通りそういう界隈にて腐った女オタクとして10年も生きながらえてしまって、化粧が必要な場所に足を踏み入れてからももう数年経ちましたが、わたしは未だに化粧が「できません」。ここでいう「できない」とは、「下手くそすぎて技術が向上しない」という意味でも「やり方が分からない」という意味でもなく、物理的にできない、です。経験が少ないので実際には下手くそかつ無知でもあるのですけれど、今回の愚痴はその段階のことではないのでご了承ください。

 

まずはわたしの肉体のスペック。

20代中盤の女です。顔は小さい方ですが平均より明らかにブス。肌は後述の理由により気を使いまくっているのである程度は綺麗です。あと服装は見苦しくないラインでなんとか保っている(と信じたい)方です。残念なことにそういったセンスがまったく育まれなかったので、基本的には雑誌やらネットやらの流行記事と店員さんと周りの人間のセンスに身を任せて生きています。

そしてこれが一番大事なことなのですが、肌がとんでもなく弱いです。

これは生まれつきのものです。本当に小さなころに比べれば少しは強くなったかな?と思っていたのですが、どうやら小さなころに比べてストレスがかかる毎日のお蔭でダメージは出やすくなってしまったようです。社会は残酷だ。

恐らくあなたが考える「肌が弱い」の倍は弱いです。

で、この肌の弱さが何だ?と思われるかもしれないのですが、物理的に化粧ができない一番の理由になります。

女性の方では割と「この会社は化粧品が合わない、肌が荒れた」とか「この成分はダメらしい」とかってあるそうです。そういうものに時々ぶつかっては嘆き、自分の肌に合うものを探して今日も流浪の民を続ける方も多いみたいです。彼女たちはそういう意味では戦士ですよね。つよい。羨ましいです。

わたしの場合は、「肌に何かを何重にも塗る」ことがまず駄目。化粧の物理的構造で躓きました。

 

 

ここから過去編の愚痴なので読み飛ばしてくださって構いませんが、まとめると「化粧デビューから色々試したが、結論として肌が耐えられないのでドクターストップ出された」です。

 

 

化粧デビューは遅かったのでそれも原因なのかもわかりませんが、まず大学でした。入口として試そうとしたプチプラ類は全滅。元々、肌が乾燥に弱いことは知っていたので、中学高校と基礎化粧品をこなしてなんとか肌を守っていましたが、大学一年の頃、下地ファンデアイシャドウにチーク口紅、で肌が死にました。

化粧してると何やらむずむずと痒い。落とすとヒリヒリするような…?と感じてはいたのですが、数日後顔面が真っ赤に。詳細は省きますが要は刺激に「まけて」いたそうで。ともかく肌に優しいものだけで生活するようにとキツく言われました。

この時点ではまだ、普通の人とは肌が違うので、そういう、肌の弱い人向けのものなら大丈夫だろうと思っていました。期待していましたとも。

しかし化粧品って、中々にお値段しますよね。特に、「お肌に優しい」とか「乾燥性敏感肌の方向け」とかって超高い。成分とかに気を使っているからかな、と納得はしていますけど高いものは高いです。そういうものはドラッグストアで買うタイプの人間なんですが、そこでおすすめされたものも大体が下地3000円とか。大学生にはちょっと困りました。けど買いました。化粧してないと社会に出られないと思っていたんですよね。間違いではないと今も思いますけど。

さて、これで大丈夫だろう!そう思って意気揚々と試してみました。敏感肌向けのものだとまだファンデまでしかないとのことでしたが、そこまできれば最低限女としての尊厳は守られるのでは?と思っていたので、他はしばらく我慢することにして、試し始めて数日。

腫れました。

初めてのときよりは控えめでしたが、やっぱり赤くなって、痒くて仕方なかったです。もちろん掻いたら悪化するので我慢するんですけど、寝てる間の人間ってそういうセーブがきかないんですかね?わたしの意志が弱いのかもしれませんが、朝起きたら顔が血まみれということもありました。夜中に掻き毟ってるんですよね。

で、また病院です。数か月ぶりなので係りつけの先生も渋い顔でした。かゆみ止め処方されつつここでお医者様から「化粧は諦めた方がいい」とドクターストップを遠回しに出されています。

勿論普通に生活するまだ若い女の子だったので、マナーがどうこう以前にお化粧に憧れていたわけで、あまりこのストップは守れなかったです。だってお化粧したいですもん。ブスはつらい。化粧品に触れるのも楽しいですし。

ただ、流石にここまで来てもまだ「毎日化粧して大学に行く/仕事に出る」という考えを抱けるほど楽観的ではなかったです。また、余りに肌を虐めすぎて化物みたいに顔面がぐずぐずのぐちゃぐちゃになるとそもそも人間としてアカンな、ということだけは分かったので、最低限度必要なとき、一日だけ我慢する、というようなカタチをとることにしました。

 

はい、過去編は終了です。

 

 

前述のとおり、普段から化粧をすると、顔の肌が凸凹とかいうレベルではなく荒れ放題の腫れ放題になるので、大人しく大事な場面だけ化粧しようという結論に至りました。

そんな喪女、社会に出ます。

就職試験と入社式と、その辺だけは化粧で一日耐えたんですが、毎日の仕事ではほぼスッピンです。塗れるとしても日焼け止め程度。後は眉とか形を整えて、リップクリームを塗るくらいでした。後々リップもなくなりますけど。

ここでウゲェと思った方は恐らくわたしと一生会わない方がいいです。

いわゆる販売業だったので人と顔を合わせる機会は多く、まあ、ブスがブス晒して仕事してると色々あります。

同僚にも、パートやアルバイトにも、もちろん沢山色々言われました。

上司からもですね。

死ぬほど言われました。

「お化粧しないの?」「すっぴんとか(笑)」「まだ色々化粧品あるんだし、どんどん試せばいいじゃん」「マナーでしょ」とかとか。沢山ありますが、大体こういう感じだったと思います。一番言われたのはやっぱり、「化粧しろ」でしたね。

まあ、できないんですけど。

 

けど、そういう個人の事情ってパッと見では分からないし、ブスはブスだし、化粧してない以上社会人女性としては底辺だなという自覚はあります。せめて見苦しくしないように、髪とか、あとは肌自体も綺麗に保とうと努力はしています。

そうこうしてる間にワセリンが駄目になってほとんどのリップが塗れなくなったり、カミソリまけが加速して夏場に半袖やスカートが着用できなくなったり(お察しください)、ストレス性のじんましんが頻発したり、色々ありました。職場のストレスが一番だとは思いますが、前職を辞した今も唇にワセリン入りのリップクリームを塗ることができませんし、無駄毛処理は最低限度にしかできません。割としにたい。

別に面と向かって言われる分にはいいんです。いちいち面倒ではありますが、ここまで無駄に長ったらしく語ったようなことを茶化してでも言えば分かってくれる人もいます。分からない人もいますけど、大体表では理解を示してくれます。

 

ただ、何も言ってくれないような、遠い関係の人。お客さんとか、街ですれ違う人とか。そういう人たちにはきっと、世間一般ではぶっ叩かれる「化粧もろくにできない、自分に手を抜いている女(オタク)」だと思われてるんだろうな、と考えると、とんでもなく絶望します。女は化粧が当然だなんて言ってる社会(笑)を呪ってやりたくなります。自分の性別も恨んじゃいます。なんでこう産んだんだ!って言いたくなることもあります。あとおおむねしにたくなります。

 

だって、どうやっても化粧できないです。やりたいと思っていても、必要だって分かってても、できないんです。できたらやってます。

化粧もその他のことも、実際に何度も試しました。それで苦しんだのは、あなたじゃなくてわたしです。だからしないんです。できないんです。

心情的にはめっちゃやりたいんですけど、物理的にできないんです。

やりたいことができないって話なんです。できないからやらないんです。

 

できないってことの悔しさって色々感じたことのある人は多いでしょうから、それを理解しろとか共感してくれとは思ってません。あと、実際にやらないだけ(という言い方も失礼かもしれませんが)の人もいるでしょう。

 

ただ、「色々な事情でできない人もいるんだな~」って思ってくれたらいいなって、ちょっとだけ思ってしまいました。サボってる人(こういう言い方は失礼かもしれませんが)と一緒にされるのは凹みます。

頑張っても同じ土俵には上がれない人間もいるんですよ~!

ブスが美人になれないように!

化粧したくてもできない人間はここにいるぞーーー!!!!!

 

 

なんか書いてて悲しくなってきましたのでこの辺で終わります。

読んで下さる方がいるとは思いませんが、もしとんでもなく暇で時間つぶしにでも目を通してくださった方がいらっしゃったら、ここまで見てくださってありがとうございました。

 

 

来世ではもっと、ふつうに、オシャレができる女の子になりたい。